2017年4月9日

ワークショップ・セミナー

ワークショップ
  • ワークショップは事前申込制になっております。定員に達し次第、締め切らせて頂きます。予めご了承ください。
ワークショップ01
「思考アプリの体験と模擬授業」

中川一史(先生

コーディネータ:中川一史(放送大学)

模擬授業者:岩崎有朋(鳥取県岩美町立岩美中学校教諭)

協力:スズキ教育ソフト株式会社

岩崎有朋先生

概要:タブレット端末環境で、上位概念、下位概念の構造を意識しながら情報を整理・分類する思考アプリを活用し、相互に対話しながら考えを深める模擬授業を行う。グループに1台の環境の中で、扱う情報が上位概念なのか、下位概念なのか、その判断の理由を伝え合うこと自体、他の情報との繋がりを意識することができる。そして、全体の繋がりを考えながら、1つ1つの事物・現象にも迫る。そのような授業づくりのためのポイントを参加者と共に探る機会とする。

ワークショップ02
「特別支援学校で活用できる擬似SNSシステム情報モラル教材の可能性」

今度珠美先生

講師:今度珠美(鳥取大学大学院)

概要:特別支援学校高等部用に開発したSNSシステム教材を活用し,情報モラル教育での応用を考える.本教材は,特別支援学校生徒も利用の多いSNSの代表的なグループトークやスタンプ機能を備え,プライベートなネットワーク環境でも動作可能.SNS投稿を擬似体験する中で,個人情報の扱いやネットのコミュニケーションのルールを学習する可能性を検討する。

ワークショップ03
「プログラミングは未来を拓く子供のリベラルアーツ -これならできる小学校のプログラミング」

概要:新学習指導要領の告示内容の簡単な紹介とそれに対する全く盛り上がっていない学校現場の実態を踏まえ、実はその体験ープログラミングが子供たちをSTEAMの知識に触れさせ、Computational Thinkingを育み、Computer Science の世界へ誘う重要な「学び」であることを紹介する。

平井聡一郎先生

講師:平井聡一郎(情報通信総合研究所 特別研究員)

株式会社情報通信総合研究所ICT創造
ICT創造研究部特別研究員、茨城大学教育学部非常勤講師、戸田市、下仁田町、小国町、LCA国際小学校、他企業等のアドバイザーを兼務、文科省ICT活用教育アドバイザー、総務省プログラミング教育事業推進会議委員を歴任。元古河市教育委員会参事兼指導課長。
古河市において、小学校校長としてICT機器活用を切り口とした授業改革に取り組み、市教委では、セルラーモデルiPad+クラウドの環境を構築、エバンジェリスト制度という教員研修プログラムと併せて、自治体としてのICT整備と活用のモデルを構築した。また、プレゼンテーション、プログラミングを活用の切り口に研究を進め、古河市教育ICTフォーラムの開催により、その成果の普及を推進してきた。現在は、その知見を元に、自らがエバンジェリストとなり、全国でのICT活用による教育改革に取り組んでいる。

松田孝先生

講師:松田孝(小金井市立前原小学校校長)

東京学芸大学教育学部卒、上越教育大学大学院修士課程修了、東京都公立小学校教諭、指導主事、主任指導主事(指導室長)を経て、多摩市立東愛宕小学校(現、愛和小学校)に赴任、2016年4月からは小金井市立前原小学校校長。昨年度、総務省「プログラミング教育事業推進会議」委員、「地域IoT実装推進タスクフォース人材・リテラシー分科会」構成員を務める。
100年以上変わらない公立小学校の在り方に危機感を抱き、情報端末等マルチデバイスなどの活用を活かした、初等公教育のリデザインを実践する。今年度は3年生以上の学年で、総合的な学習の時間に年間35時間のプログラミング授業計画を立案し、現在実践中。
前原小は昨年度、総務省の「先導的教育システム実証事業」協力校(フルクラウドモデル)、「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業協力校。

セミナー
  • セミナーは事前申込不要です。
セミナー01
ICTで加速するカリキュラム・マネジメント

豊福晋平先生

講師:豊福晋平(国際大学GLOCOM)

概要:次期学習指導要領等の柱の一つ「カリキュラム・マネジメント」。カリキュラムを主たる手段として学校の教育目標をよりよく達成しようとする営みとされています。ただし、教育現場への概念の普及はまだまだですし、学校経営のPDCAとどこが違うのか、あるいは授業設計や評価とどう関わるのか?という疑問ももっともなところ。加えて、当学会としては、ICTの要素がカリキュラム・マネジメントにどう関わるのかについて、つっこんだ検討が欲しいところでしょう。そこでこのセミナーでは、当方の学校評価PDCAの経験も活かして、カリキュラム・マネジメントに関わる話題を一気に解説したいと思います。叩き台ですのでツッコミ・コメント大歓迎いたします。

セミナー02
デジタル教科書研究への投稿のおさそい―序論の書き方をレクチャーします―

講師:島田英昭(信州大学)、坂田陽子(愛知淑徳大学)

概要:日本デジタル教科書学会の学会誌「デジタル教科書研究」に投稿しませんか?研究実績として、実践を仲間に知ってもらう機会として、自分の研究・実践の足跡を残す機会として、是非ご投稿ください。とは言っても、どうやって論文を書けばいいのか、わからない?お任せください!今年のセミナーでは、論文の書き出し、すなわち序論の書き方を取り上げ、実習を含めて丁寧にわかりやすくレクチャーします。主体的に体験しながら、仲間や講師と対話して、深い学びを実現しましょう。「デジタル教科書研究」について、投稿のしかたなどの簡単な概要紹介も行います。